きっと「イエス」と言ってもらえる
評価:
シェリー・ブレイディ,宇丹 貴代実 草思社 ¥ 1,260 (2004-03-25) |
すごい人・・・ のひと言です
何事にも立ち向かっていく精神は
誰にでも出来ることではないと思うのですが
でも、私もがんばろう と思える一冊です。
ビル・ポーターさんご本人も
勿論、すごい人なのですが
お父さん、お母さんの大変さも
とても感じます。。
1930年代に
脳性まひの子供を育てることは
今の時代に比べ
世間の目も冷たく
ハイテクを駆使した車椅子や人工装具もなく
いい薬もない
そんな時代に
子供の将来の為には一般の学校の
卒業証書が必要だから・・・と
そして、
身だしなみを整えるのに時間がかかるので
まだ太陽がのぼらないうちに起こされて
ひとりで悪戦苦闘の時間を過ごす
きっと、私だったら手伝ってしまうだろうなぁ
自分自身の都合で
もっとすごいなぁ〜と感じたのは
お母さんが病気で養護院へ入った後に
ひとりでは袖口のボタンと靴紐が結べないので
ホテルの支配人にお願いして
平日の朝8時毎日変わる従業員の人に
ホテルのロビーで
袖口のボタンとカラーを留めて
ネクタイをつけてもらう。。。
「どうしようもないことだからね」
「ちっとも、つらくはないよ
ホテルのみんなは友達だし
喜んで手伝ってくれる
ちょっと助けが必要だからといって
自分が他の人とはちがう人間だとは思わない
ごくあたりまえのことなんだ」
こんな風に言えることがすごい・・・
ちょっと、辛いことがあった時
この本を読んで元気をもらいたいと思います
子供から大人までお薦めの一冊です!